ギャンブル関連のテーマをもつ芸術作品BEST3
歴史上には、ギャンブルを描いた多くの絵画があります。有史以来、世界中の様々な文明において、様々なタイプのギャンブルが行われてきたことは確かですが、なぜギャンブルは、様々な時代の芸術家たちから強い感情を引き出したのでしょうか?
多くの芸術家がギャンブルを芸術作品に描くことへ関心を寄せたのは、おそらく、ギャンブルの性質によるものでしょう。ギャンブルがもたらす情熱と興奮を自宅に居ながらにして体験してみたい方には、カナダのオンラインカジノがおすすめです。さて、絵画に話を戻しますが、本稿では、ギャンブルが描かれた最も有名な絵画をご紹介してきます。では早速、見てみましょう!
『ポーカーをする犬』 – 歴史上、最もよく知られたギャンブル絵画
まだご存知でない方は、この有名な『ポーカーをする犬』を描いた画家について、ぜひ知っておきましょう。彼の名はカシアス・マーセラス・クーリッジと言い、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの画家です。
実際、『ポーカーをする犬』は、一貫した物語を持つ18枚のギャンブル絵画シリーズのなかの1枚で、異なるヴァリエーションを見たことのある方もいらっしゃると思います。クーリッジは、擬人化された犬がギャンブルや人間のアクティビティをしている様子を描くのが特徴で、この絵もまたその一例です。
しかし、「ポーカーをする犬」というフレーズが何を意味するのか疑問に思われる人が多く、クーリッジの芸術は、表面的で価値のないキッチュなものだと見なす人も中にはいます。ルネッサンスの古典的傑作には及ばないかもしれませんが、クーリッジの絵にも素敵なメタファーがあると個人的には思います。
『トランプ詐欺師』 – ギャンブル芸術の深みと美
次にご紹介するギャンブルに関する芸術作品は、ギャンブル界で最もよく知られ、賞賛されている作品かもしれません。1594年頃に描かれたミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオの『トランプ詐欺師』は、バロック様式の傑作であり、また、カラヴァッジオの芸術家としてのキャリアの分岐点ともなった作品でもあります。
同作には、街角の風景がリアルに、そして魅力的に描かれています。右の若いトランプ詐欺師は、ベルトの下に隠したカードへ腕を伸ばしています。一方、中心にいる熟練のトランプ詐欺師は共犯者に合図を送っています。そして、左の若者は無邪気にカードをプレイしています。同作の一番の見どころは、ダイナミックな構図にあり、トランプ詐欺師が被害者に対して有利に立っていることが見て取れます。
『カードゲームをめぐる口論』
オランダの画家、ヤン・ステーンが17世紀後半に描いた『カードゲームをめぐる口論』もまた、当リストにあるバロック様式の一例です。知名度でいうと、カラヴァッジオの『トランプ詐欺師』にはかないませんが、バロック様式、さらには絵画芸術の最高傑作の一つとみなされています。
同作で作者が表現している感情の起伏は、見る者すべてを魅了します。ストーリーラインと題材は、人間の根源的な欲求が表現されているという面で、『ポーカーをする犬』と似ていますね。